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夜ドラ「ひらやすみ」

テレビ番組 ドラマ
2025

OVERVIEW 概要

「ブロスコミックアワード2021」大賞、「マンガ大賞2022」第3位、2024年にはイタリアの欧州最大ポップカルチャーの祭典「ルッカコミックス&ゲームズ」最優秀連載コミック賞を受賞するなど国内外で高く評価され、世界累計150万部を突破した真造圭伍の人気漫画「ひらやすみ」(小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ」連載中)を、NHKエンタープライズが企画・制作し、NHK総合「夜ドラ」枠にてドラマ化しました。

ISSUE 課題

テレビ離れが進む若年層を意識し、NHKが2022年に夜の帯ドラマ枠として設けた「夜ドラ」。1話15分・全20回という短尺連続フォーマットの中で、原作の持つ「日常の温かさ」と「人物の等身大のリアリティ」を損なわず映像で伝えることが求められました。
また、主人公・ヒロト役の岡山天音をはじめ、原作ファンを公言する俳優たちが揃い、原作愛を大切にしながら制作を進める必要がありました。

APPROACH 取組

原作の舞台となる主人公たちが暮らす平屋を探すにあたって、関東各地の300軒近い物件に問い合わせ、その中から60 軒ほどに足を運び、最終的には千葉県の空き家をロケ地に選定しました。
手入れされた庭や、実際にひとが暮らしていた当時を思わせる温もり、撮影するうえでは不便でも実際に生活するのにふさわしい小じんまりとしたサイズ感などが決めてとなりました。
演出は、日常を生きる市井のひとびとの機微を描くことに定評のある松本佳奈。
脚本は舞台となる阿佐ヶ谷に土地勘があり、原作を愛読していた米内山陽子が担当。
「ひらやすみ」というタイトルには「平屋」と「休み」を掛け合わせた意味が込められていると解釈し、忙しい現代に生きる人々が作品の中でふと立ち止まれるような物語づくりを目指しました。
音楽は富貴晴美が担当し、ギターや口笛のほのぼのとしたサウンドや温かみあるマリンバの音色で物語を包み込みました。放送終了後には音楽サントラ盤も発売されました。

RESULT 成果

2025年11月3日から12月4日まで全20回が放送されました。Amazon Prime Videoでの配信も好調。
放送期間に物語の舞台である阿佐ヶ谷で開催されたファンイベントでは、多数の来場者が展示された小道具に触れるなど、NHKコンテンツと視聴者との接点として大きく機能しました。
放送終了後も高い支持を集め、2026年元日・2日には全話一挙再放送を実施。SNSでも大きな反響を呼び、「繰り返し見た」「続編を」という声が相次ぎました。
また、テレビアニメ化も決定(Production +h.制作・2027年1月放送開始予定)しており、ドラマを起点にメディアミックスに弾みがついています。

2026年3月、フランスで開かれた連続ドラマの祭典「Series Mania」に招待され、短編部門で特別表彰を受けました。また第52回放送文化基金賞で、ドラマ部門最優秀賞のほか、岡山天音さんと森七菜さんがそれぞれ演技賞を受賞。3部門での受賞を果たしました。
「Series Mania」
「Series Mania」

STAFF スタッフ

原作
真造圭伍
脚本
米内山陽子
音楽
富貴晴美
音楽プロデューサー
福島節
演出
松本佳奈、川和田恵真、髙土浩二
制作統括
坂部康二(NHKエンタープライズ)、熊野律時(NHK)
プロデューサー
大塚安希
出演
岡山天音、森七菜、吉村界人、光嶌なづな/蓮佛美沙子、駿河太郎/吉岡里帆、根岸季衣 ほか