先行予約スタート! 東京JAZZの見どころは?

今年も9月4日(金)から6日(日)の3日間、東京・丸の内で東京JAZZを開催します。
東京JAZZは2002年に産声をあげた国内最大の国際ジャズフェスティバル。〜国境を越えて、世代を超えて〜をテーマに、世界のトップ・ミュージシャンから注目株の若手まで、毎年200人を超えるアーティストが世界中から集結し、東京から新しい文化を発信しています。昨年は3日間でおよそ8万人ものお客様にご来場いただきました。

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第13回東京JAZZ(2014年) the HALL

今年も東京JAZZは「the HALL」「the PLAZA」「the CLUB」の3つの会場を中心に展開します。
東京国際フォーラムのホールAを会場とする「the HALL」には世界のトップ・アーティスト達が集結。「世界のジャズの殿堂」としての趣向を凝らしたプログラムは必見! ゆったりとしたコンサートホールで存分に迫力のサウンドを楽しんでいただきたいです。

一方、ホールからいったん外に出ると、東京国際フォーラムの地上広場では「the PLAZA」のステージが展開されています。こちらには世界中から新進気鋭のミュージシャンが集合し、屋外のリラックスしたムードの中、演奏を競い合います。飲食ブースも多数出店されるので、ドリンクやフード片手に、お気に入りのアーティストを探してみましょう!

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the PLAZA(東京国際フォーラム 地上広場)-第13回東京JAZZより

 

そして、東京国際フォーラムの向かいのコットンクラブでは「the CLUB」。国際色豊かな実力派アーティストの演奏を、クラブならではの至近距離の空間で、飲食をしながらゆっくりと味わっていただくことができます。

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the CLUB(コットンクラブ)-第13回東京JAZZより

お目当てのアーティストを目指しつつ3つの会場を練り歩けば、必ず新しい音楽に出会えるはずです。3つの会場の特色を存分に楽しんでいただきたいのですが、今回はいちはやく、今年の「the HALL」のプログラムをご紹介します!

the HALL プログラムのご紹介

9月5日(土)の昼の部のテーマは“My Music, Your Music”です。ミュージシャンが奏でる「わたしの音楽」がお客様の「あなたの音楽」となり、いつまでも記憶に残るような、とっておきのプログラムです。

オープニングを飾るのは、『ボブ・ジェームス & 東京フィルハーモニー交響楽団“WORLD PREMIERE OF THE PIANO CONCERTO BY BOB JAMES”featuring スティーヴ・ガッド、カリートス・デル・プエルト』。
グラミー賞受賞ピアニストのボブ・ジェームスが、75歳を記念して初めてピアノ・コンチェルトを書き下ろし、東京フィルハーモニー交響楽団とともに、世界初披露します。サポートは、世界最高峰ドラマーのスティーヴ・ガッドと、一昨年の東京JAZZでのチック・コリアとの共演の記憶も新しいベースの若き雄、カリートス・デル・プエルト。世紀の演奏になること間違いなし! です。

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ボブ・ジェームス(左) 東京フィルハーモニー交響楽団(右)

そしてこの大御所たちと同じステージに登場するのは『ニュー・センチュリー・ジャズ・クインテット』。話題沸騰中の日米ハイブリッド・バンドが東京JAZZ に初登場します! 世界を舞台に活躍する日本が誇る若手随一の俊英ピアニスト大林武司、ドラムの若き王者ユリシス・オーウェンズ・ジュニアを中心に、ニューヨークの若き「ジャズ・ライオン」たちが集結。古き良きジャズのエッセンスをもとに、若い感性で創造する新時代のジャズが新たな感動を呼び起こします。懐かしいけれども、新しい。こんなジャズがずっと聴きたかったと思える、現代ジャズシーンのキラリとした宝石のようなバンドです。そのほか追加アーティストにもご期待ください。

5日(土)の夜の部のテーマは“KALEIDOSCOPE”。ジャズをとりまく、まさに万華鏡のような変幻自在の音楽世界をお楽しみ下さい!

トップ・バッターは『KYOTO JAZZ SEXTET Special Guests 菊地成孔、リチャード・スペイヴン』。日本から世界へ向けて発信する現在進行形のジャズのかたちです。KYOTO JAZZ SEXTETは、現代音楽シーンの最先端を切り拓いてきたKYOTO JAZZ MASSIVEの沖野修也が活動20周年を記念して発足したスーパープロジェクト。平戸祐介、類家心平、栗原健、小泉P克人、石若駿ら国内屈指の若手ミュージシャンが集結。さらにスペシャルゲストに日本が誇るカリスマ・サックスプレイヤー菊地成孔と、全世界で話題沸騰の人気ドラマー リチャード・スペイヴンを迎え、最強の布陣で現在進行形のジャズを発信します。日本の現在ジャズシーンを捉えるうえで、絶対に見逃せないバンドです。

続いて登場するのが待望のエスペランサ・スポルディング! 今回は全米で大きな反響を呼んでいる最新プロジェクトの「エスペランサ・スポルディングPresents Emily’D+Evolution」を引っさげてやってきます。プロジェクト名の“エミリー”はエスペランサのミドル・ネーム。グラミー賞受賞歌手/ベーシスト/作曲家であるエスペランサが少女時代に好きだった演劇や詩、ムーヴメントへの興味を再燃させたこの新プロジェクトは、パフォーマンスというものをもっと広い意味で探求しようという試み。エミリーという新しい「登場人物」を通じて、エスペランサが新境地を切り拓くこの意欲的なプロジェクトは、もうありのままを体験するしかありません! 演奏とともに個性豊かなステージングにも注目! 唯一無二のエスペランサの音楽世界をお楽しみください。

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エスペランサ・スポルディング

さて、9月6日(日)の昼の部です。
タイトルは”INFINITY”。無限に広がるジャズの可能性がテーマです。生の音と音がぶつかりあうことで生まれるジャズの「奇跡」を目撃して下さい。

まずは、『エリ・デジブリ・カルテット with Special Guests 山中千尋 and more』。現在の世界のジャズシーンを語るにおいて見逃せない、世界最高の水準と層の厚さを見せているイスラエルのジャズシーンから、次世代を担うスター・サックス奏者エリ・デジブリが満を持して初来日します。バークリー音楽院卒業後、ハービー・ハンコックのツアーに抜擢され世界的な注目を集めて以来、ブラッド・メルドー、ロン・カーター、アル・フォスターら、そうそうたるアーティストらと共演して、NYジャズシーンの期待を集めてきたエリは、2011年からはイスラエル最高峰のジャズ祭「Red Sea Jazz Festival」の芸術監督に就任し、ワールドワイドに活躍し続けています。今回は同じくイスラエル出身の若き天才アーティスト達によるトリオ、ピアノのガディ・レハヴィ、ベーシストのバラク・モリ、ドラマーのオフリ・ネヒミヤの最強のチームを引き連れて出演。そしてなんと、世界を舞台に活躍し、イスラエルジャズにも造詣が深いピアニスト山中千尋のスペシャルゲスト参加も決定。さらにこの夢の共演を盛り上げる豪華共演者も近日発表する予定です!

そして、今年の東京JAZZならではの夢のコラボレーション『日野皓正&ラリー・カールトン SUPER BAND』が登場します。史上初の夢の共演! 第一線で活躍し続ける日米のスーパー・アーティストが東京JAZZのステージで出会います。名実ともに日本を代表するジャズミュージシャンである日野皓正のトランペット、そして東京JAZZでもおなじみのジャズフュージョン界を代表するスーパー・スター、ラリー・カールトンのギター。70年代から常に新しいチャレンジで音楽シーンを牽引してきたカリスマアーティストのふたりが、相互に触発しあいながら最高の音楽世界へ誘います。ふたりをサポートする豪華ゲストも続々発表予定です。

昼の部のフィナーレは『ハービー・ハンコック & ウェイン・ショーター』。ジャズの持つ無限の可能性について語るのに、このふたりほどぴったりと来るミュージシャンはいません。ジャズの歴史を築いてきたこのふたりだからこそ、奏でられる深淵なる音楽世界は、ただただ身を委ねるしかありません。なんと今回はふたりのデュオ演奏。デュオだからこそ、聞こえてくる生身の対話、今からワクワクします。東京JAZZでは2002年から2005年まで音楽プロデューサーを務めてくれたハービーは、昨年9年ぶりに出演を果たし、いまだに進化し続ける素晴らしいサウンドを聴かせてくれました。「東京JAZZは、自分の子供のようで、今は元気な10代! 10代でこんなに元気なら20代、30代が楽しみだよ!」とのメッセージをくれたハービー。東京JAZZもハービーのようにますます元気に進化していきます!

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ハービー・ハンコック

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ウェイン・ショーター

最後に9月6日(日)夜の部。東京JAZZをしめくくるこのプログラムのタイトルは、その名も“THE TOKYO JAZZ SPECIAL”。東京JAZZファンの方も、初めて参加する方も、東京JAZZのエッセンスがぎゅっと詰め込まれた、必ずご覧いただきたい公演です。

トップ・バッターは『スティーヴ・ガッド・バンド』。今までJAZZにも何度かにわたって、豪華アーティストたちとのコラボレーションで大喝采を浴びてきたスティーヴ・ガッド。音楽界最高峰のドラマーとして「スタッフ」「ステップス」など数々の伝説的グループに参加し、エリック・クラプトンなど世界的アーティストとの共演を果たしてきたスティーヴが、70歳を記念して、今回は自身のバンドを率いて東京JAZZに登場します。すべてを凌駕するテクニック、唯一無二のグルーヴ。めくるめく音楽宇宙を体感しましょう。

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スティーブ・ガッド・バンド

そして、『リー・リトナー』が東京JAZZに帰ってきます。2011年にはマイク・スターン、布袋寅泰とのスーパー・ギター・セッションで伝説のステージを披露したリー。今年のプログラム内容はまだ「お楽しみ」ですが、あの同じ興奮とスリルで会場を包んでくれるはず!

フィナーレを飾るのは、今年結成25周年を記念するジャズ界の名実ともNo.1のバンド『Fourplay』です。ジャズ界を牽引し続けるボブ・ジェームス(p)、ネーザン・イースト(b)、チャック・ローブ(g)、ハーヴィー・メイソン(ds)。現代音楽シーンが誇る4人の名手による世界最強のスーパー・グループが2008年以来7年ぶりに登場。情緒たっぷりのメロディアスなチューン、超絶技巧のテクニック、4人の編み込まれたようなハーモニー! どの面においても世界最高峰のグループです。結成25周年を祝する東京JAZZならではのスペシャルなステージで、最高に盛り上がるフィナーレとなります。

国境を越えて、世代を超えて、今年も東京JAZZは進化し続けます。
あなただけのとっておきのサウンドがきっと見つかるはずです。
是非ご来場をお待ちしています!

「第14回東京JAZZ」 9月4日(金)~9月6日(日)

公式ホームページ:
http://www.tokyo-jazz.com/

公式ツイッター:
https://twitter.com/Tokyo_Jazz_Fes