“誰に、何を伝えるか”を軸に。
社会を動かす体験をプロデュースする
イベントプロデューサー 吉田 拓史
博士課程への進学を考えていた学生時代から、音響・編集、ポストプロダクションでの制作経験を経て、現在はNHKエンタープライズでイベントや展示、社会貢献型のプロジェクトを幅広く手がけるプロデューサー。
行政・企業・教育機関と協働しながら、文化・技術・人を結びつける場づくりを行う。
「イベントは伝えるための手段」という信条のもと、“誰に、何を伝えるか”を起点に、社会を動かす体験を生み出している。
行政・企業・教育機関と協働しながら、文化・技術・人を結びつける場づくりを行う。
「イベントは伝えるための手段」という信条のもと、“誰に、何を伝えるか”を起点に、社会を動かす体験を生み出している。
#1
これまでの経緯/
NEPに入社した理由
もともとは技術者として映像や映画に関わっていきたいと考えていました。大学では映像に関する研究を行い、博士課程への進学を目指していましたが、進学が叶わず就職を選びました。「実際に手を動かしてものづくりをしたい」という思いから、他社に技術職として入社。
音響や編集を担当するうちに、制作や新規事業にも携わるようになり、「自分で企画を考えて形にすること」の面白さを感じました。その後、ポストプロダクション会社で経験を積み、2016年にNHKエンタープライズへ入社しました。
音響や編集を担当するうちに、制作や新規事業にも携わるようになり、「自分で企画を考えて形にすること」の面白さを感じました。その後、ポストプロダクション会社で経験を積み、2016年にNHKエンタープライズへ入社しました。
#2
現在の
仕事内容と役割
現在は、クライアントワークと自主事業の二軸でイベント制作を担当しています。ひとつは東京都や神奈川県、各省庁・自治体などの依頼によるコンペ案件。企画書の作成からプレゼン、予算設計、当日の運営までを一貫して担当しています。
もうひとつはロボコンなど、自主企画型のイベント。自らテーマを立て、チームで議論しながら、社会的な意義を持つプロジェクトに仕上げていきます。イベント当日は会場下見や進行台本の作成、リハーサルの調整など運営全体を指揮し、同時にスポンサーとの連携や資金管理も行っています。
もうひとつはロボコンなど、自主企画型のイベント。自らテーマを立て、チームで議論しながら、社会的な意義を持つプロジェクトに仕上げていきます。イベント当日は会場下見や進行台本の作成、リハーサルの調整など運営全体を指揮し、同時にスポンサーとの連携や資金管理も行っています。
#3
イベント制作で
大切にしていること
イベントやコンテンツ制作はあくまで“手段”であり、目的は「誰かに何かを伝えること」。そのため、最初に「誰に伝えたいのか?」を明確にすることを最も大切にしています。
伝えたい人は海外の人なのかのか、日本の子どもなのか、ファミリーなのか、その人はどんな人なのかによって、表現や演出の方向性は大きく変わります。
また、チームで「何を伝えたいのか?」を徹底的に共有し、最初に立てた目的を最後までブレずに貫くことを大切にしています。プロジェクトの規模が大きくなるほど迷いやぶれが生じやすくなります。そんな時は、常に原点に立ち返ることを意識しています。
伝えたい人は海外の人なのかのか、日本の子どもなのか、ファミリーなのか、その人はどんな人なのかによって、表現や演出の方向性は大きく変わります。
また、チームで「何を伝えたいのか?」を徹底的に共有し、最初に立てた目的を最後までブレずに貫くことを大切にしています。プロジェクトの規模が大きくなるほど迷いやぶれが生じやすくなります。そんな時は、常に原点に立ち返ることを意識しています。
#4
思い出深い
プロジェクト
『第56回 ABU総会(アジア太平洋放送連合)』の開会式演出
印象に残っているのは、2019年に担当した「ABU総会(アジア太平洋放送連合)」の開会式演出です。それまで主に運営側としてイベントに関わることが多かった中で、初めて演出を任された仕事でした。
日本の伝統的な要素と最新テクノロジーを組み合わせたステージ演出に挑戦し、これまでの経験を活かしながらも、全く新しい表現に踏み出すことができたプロジェクトでした。
この仕事を通じて、これまで経験の浅かった演出面にも携わることで、自分の仕事の領域を広げることができました。イベント制作における大事な考え方の多くをこの時学んだ気がします。
日本の伝統的な要素と最新テクノロジーを組み合わせたステージ演出に挑戦し、これまでの経験を活かしながらも、全く新しい表現に踏み出すことができたプロジェクトでした。
この仕事を通じて、これまで経験の浅かった演出面にも携わることで、自分の仕事の領域を広げることができました。イベント制作における大事な考え方の多くをこの時学んだ気がします。
#5
印象深い
ハプニング
海外でのイベントでは、想定外のトラブルも数多く経験しました。
ベトナムで担当したイベントでは、司会者が当日現れず、急遽現地のYouTuberに依頼してステージを成立させたことがあります。
また、カンボジアではリハーサルと本番の進行が全く異なり、台本が修正されていないまま本番を迎えるという事態に…。その場で進行を担当しながら修正対応を行い、なんとか乗り切ったことが印象に残っています。
ここではいえないようなハプニングや失敗談はたくさんありますが、失敗から学ぶとは多く、自分の糧になっていると感じています。
ベトナムで担当したイベントでは、司会者が当日現れず、急遽現地のYouTuberに依頼してステージを成立させたことがあります。
また、カンボジアではリハーサルと本番の進行が全く異なり、台本が修正されていないまま本番を迎えるという事態に…。その場で進行を担当しながら修正対応を行い、なんとか乗り切ったことが印象に残っています。
ここではいえないようなハプニングや失敗談はたくさんありますが、失敗から学ぶとは多く、自分の糧になっていると感じています。
#6
達成感を
感じる瞬間
イベントが終わった瞬間よりも、企画を練っている時間が一番面白いと感じます。「誰のために、何を伝えるか」「どうすれば伝わるか」を考え、限られた予算や時間の中で最適解を探していく。
その過程でチームと議論を重ね、形が見えてくるときに大きなやりがいを感じます。リソースの制約があるからこそ、そこから新しい発想が生まれる。
その“制約を創造に変える瞬間”が、この仕事の醍醐味です。
その過程でチームと議論を重ね、形が見えてくるときに大きなやりがいを感じます。リソースの制約があるからこそ、そこから新しい発想が生まれる。
その“制約を創造に変える瞬間”が、この仕事の醍醐味です。
#7
これから
挑戦してみたいこと
今後は、Webメディアやイベントを統合する新しいプラットフォームを構築してみたいと考えています。
さまざまなコンテンツをひとつの場に集約し、ファンや視聴者が継続的に関われるようなコミュニティを作ってみたいなと。
今年の万博で「XROBOCON」という領域横断型のテクノロジーイベントを制作しました。XROBOCONをきっかけに多くのクリエイターや学生がつながるコミュニティが立ち上がりました。こういったコミュニティを広げたり組み合わせたり掛け合わせたりしながら、社会と人がつながる仕組みを生み出していきたいと考えています。
さまざまなコンテンツをひとつの場に集約し、ファンや視聴者が継続的に関われるようなコミュニティを作ってみたいなと。
今年の万博で「XROBOCON」という領域横断型のテクノロジーイベントを制作しました。XROBOCONをきっかけに多くのクリエイターや学生がつながるコミュニティが立ち上がりました。こういったコミュニティを広げたり組み合わせたり掛け合わせたりしながら、社会と人がつながる仕組みを生み出していきたいと考えています。
#8 NEPの強み/社風
NHKエンタープライズには、各分野の専門家が集まっており、スポーツ・教育・科学・福祉など、多様なテーマを扱う知見が蓄積されています。それぞれのの得意分野を生かしながら、社会的な課題に対して最適な形で貢献できるのがNEPの強みです。
また、「やってみたい」という意欲を歓迎する風土があり、挑戦する人を応援する体制が整っています。その一方で、公共性を担う企業として、コンプライアンスやリスク管理を徹底するバランス感覚も持ち合わせています。
また、「やってみたい」という意欲を歓迎する風土があり、挑戦する人を応援する体制が整っています。その一方で、公共性を担う企業として、コンプライアンスやリスク管理を徹底するバランス感覚も持ち合わせています。
#9
採用候補者への
メッセージ
NEPは、企業としての安定感とベンチャー企業の柔軟さを併せ持つ会社だと思います。やりたいことをゼロから立ち上げる自由があり、挑戦する人を会社全体で支える文化があります。自分のアイデアを形にして社会に届けたい人、仲間と一緒に新しい価値を生み出したい人には、最適な環境だと思います。
#10
クライアント様への
メッセージ
NHKエンタープライズには、長年の番組制作で培ったノウハウと、各分野の専門性があります。その経験を活かし、映像・イベント・デジタルなど多角的なアプローチで、課題解決をサポートしています。「伝えたい想い」をどう表現すれば最も届くのか。
クライアントの立場に寄り添いながら、最適な体験設計を一緒に考えていくことができます。
クライアントの立場に寄り添いながら、最適な体験設計を一緒に考えていくことができます。
プロフィール
吉田 拓史 (よしだ たくし)
NHKエンタープライズ イベント事業部 プロデューサー。
博士課程への進学を目指して映像研究を行う中で、実践的なものづくりの道へ進む。
音響や編集など技術職を経て、ポストプロダクションで映像・イベント制作を経験。
2016年にNHKエンタープライズ入社後は、行政・自治体・企業などを対象にしたクライアントワークや、ロボコンなどの自主事業を中心に、企画から運営・演出までを幅広く担当。
「誰に、何を伝えるか」を軸に、社会を動かす体験設計を追求している。
博士課程への進学を目指して映像研究を行う中で、実践的なものづくりの道へ進む。
音響や編集など技術職を経て、ポストプロダクションで映像・イベント制作を経験。
2016年にNHKエンタープライズ入社後は、行政・自治体・企業などを対象にしたクライアントワークや、ロボコンなどの自主事業を中心に、企画から運営・演出までを幅広く担当。
「誰に、何を伝えるか」を軸に、社会を動かす体験設計を追求している。