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大型映像を“体験”へ
シアター映像×VR/プロジェクションマッピング
大型映像プロデューサー 田邊 浩介

NEP VR プロジェクションマッピング 大阪万博 展示映像
大学での映像表現の探究を出発点に、NHKエンタープライズで放送外領域の大型映像・イベント・空間演出に挑み続けるプロデューサー。『ロックの学園』から『8K:VRシアター「Aoi -碧- サカナクション」』、NHK公式キャラクターのどーもくんが世界各地をツアーした「DJ Domo」まで、メディアと場を横断する体験設計を推進。大阪・関西万博の開会式では、デジタルツインを駆使した検証で、複雑なプロジェクションマッピングと巨大スケールの映像演出を現実へと橋渡しした。

#1 これまでの経緯/
NEPに入社した理由

父の影響で、幼いころからカメラに触れる機会があり、8mmフィルムカメラを手にした体験が原点です。大学では写真にのめり込み、バックパッカーとして海外を旅しながら撮影もしていました。慶應SFCの奥出直人研究室(テーマ:都市生活のメディアデザイン)では、ストリートカルチャーをハンディカムで撮影・編集するプロジェクトに取り組み、映像には、場と人を結びつける力があることを実感しました。そうした積み重ねから、映像の可能性を広く追求できる環境としてNHKエンタープライズを志望し、入社しました。

#2 現在の
仕事内容と役割

社会文化部・事業開発グループに所属しながらイベント事業部も兼務し、NHK以外のクライアントを対象とした映像制作やイベント制作を担当しています。
具体的には、福井県立恐竜博物館の大型映像制作や、NTT R&Dフォーラムでのステージ演出・展示映像など、空間と映像を統合した体験設計をプロデュースしています。
案件ごとに目的や来場者像が異なるため、最初の段階で “何を持ち帰っていただく体験なのか” を言語化し、スタッフワーク全体をその指標に沿って統合する役割を担っています。

#3 プロデューサーの
仕事の進め方

案件によって異なりますが、プロデューサーとしては、
1.演出プランと予算作成
2.ディレクターを含むスタッフィング
3.制作進行とスケジュール調整
4.クオリティコントロール
という流れで進めます。
短い案件は1カ月弱、長い案件は2〜3年に及ぶこともあります。
期間にかかわらず、意思決定のタイミングに合わせてコンテンツの進捗を可視化し、イメージを共有しながら話し合える状態を保つことを大切にしています。

#4 思い出深い
プロジェクト

『ロックの学園』(2007〜2011)

廃校となった旧三崎高校(三浦市)を舞台に、忌野清志郎さんを“校長”に据えた架空の学校での文化祭というコンセプトでロックフェスを企画し、番組展開しました。
来場者を“生徒”、出演アーティストを“教諭”と見立て、体育館でのライブと講堂でのアーティストによる授業を収録。ジャージや文房具などグッズ開発まで社内横断で統合し、イベントのプロデュースを経験しました。

『8K:VRシアター「Aoi -碧- サカナクション」』

8Kによる立体映像と22.2chサラウンド音響、レーザー照明演出を組み合わせて、HMDを使わない“シアター型VR体験”を演出・プロデュースしました。SXSWなど海外展示会にも出展し、国内外で評価をいただきました。

『DJ Domo』

NHKの公式キャラクター「どーもくん」がクラブ仕様のビジュアルでDJに扮して、ロサンゼルス、シンガポール、ロンドンなど世界各地のフェスやイベントにDJ出演しました。キャラクター表現とオリジナルの音楽、VJ映像演出を組み合わせて、新しい体験づくりに取り組みました。

#5 大型イベントならでは
の表現上の工夫

大阪・関西万博の開会式では、270度の壁面と床面へのプロジェクション、天井から吊るされたキューブ状LEDなど、複数の映像装置を同期させた映像演出が求められました。
時間とコストが限られる中、会場図面からデジタルツインを構築し、複雑なステージ機構や照明演出との干渉、演者パフォーマンスとの連携などを事前に仮想検証しました。
現地での試行錯誤を最小化しながら、短納期でも成立する段取りと最大限のパフォーマンスを目指しました。

#6 達成感を
感じる瞬間

大型映像やライブエンターテインメントの仕事は、観客の反応が目の前で見える点が大きな魅力です。汗をかいて積み上げたクリエイティブが、その場で感動に変わる瞬間に立ち会えることに手応えを感じます。企画によっては、会いたい人に会えたり、行きたい場所に行けます。そんな喜びもこの仕事ならではと感じます。

#7 これから
挑戦してみたいこと

具体的な案件にこだわらず、まだ自分がやっていないこと、誰もやっていないことに挑み続けたいと考えています。
新しい技術や切り口、テーマ、そして新しい人との協働など、毎回なにかしら新しい要素を取り入れて、体験の更新に挑戦していきます。

#8 NEPの強み/社風

真面目で経験豊かな人材が多く、懐が深い会社だと感じています。NHKのブランド力による信頼性を背景に、大規模かつ多様なプロジェクトに取り組めることも強みです。
新しい挑戦に対しても、社内のネットワークと知見で支えてくれる文化があります。

#9 採用候補者への
メッセージ

NHKエンタープライズは、放送番組に限らず、大型映像やイベントなどジャンル横断のコンテンツ制作に携われる環境です。
NHKブランドの信頼のもと、スケールの大きな案件に関わる機会も多く、幅広い経験を積むことができます。
大きな仕事に挑戦したい方、多様な領域を横断したい方にとってやりがいのある職場だと思います。

#10 クライアント様への
メッセージ

多彩な制作実績と厚いプロデューサー陣を有しています。
これまでの制作経験や人材、取材ネットワーク、ノウハウを活かし、目的と条件に応じた最適な体験設計をご提案します。
全国拠点とも連携し、要件のヒアリングから実装・運用までワンストップで伴走いたします。

プロフィール

田邊 浩介 (たなべ こうすけ)

NHKエンタープライズ 社会文化部 事業開発グループ/プロデューサー。
主に展示・イベント領域で映像と空間演出を統合し、体験設計を推進。主な担当作に『ロックの学園』、『8K:VRシアター「Aoi -碧- サカナクション」』、『DJ Domo』、大阪・関西万博開会式および『Physical Twin Symphony』映像制作。
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