NHKエンタープライズ

NEPオリジナル映像商品の誕生物語~DVD「のりものすごいぞ!」~

2018年12月17日
NEPオリジナル映像商品とは

子供たちが大好きなはしご車、救急車、そしてあまり見ることができない特殊な消防車両を紹介した幼児用DVD「のりものすごいぞ!」が11月22日に発売されました。
幼児用DVDといえば「おかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」などEテレで放送された番組のDVDをご覧になった方もいらっしゃると思います。
私たちの部署はNHKの番組やNHKアーカイブスに蓄えられた貴重な放送素材をもとにDVD・ブルーレイを制作・販売していますが、今回制作された「のりものすごいぞ!」はDVD用に新たに撮影されたオリジナル企画の商品です。
企画の発端は、NHKのアーカイブス素材を再編集して制作した「時代と歩んだ国鉄列車」、「日本の国産航空機」に続く乗り物の映像商品ができないか。それが商品化へのスタートでした。

NHKDVD「時代と歩んだ国鉄列車」「日本の国産航空機」

タニケンこと谷本賢一郎さん

幼児用の「乗り物」DVDは競合商品が多く、既存のDVDとの違いをどう出すかということに注力しました。
まず、今回のターゲットを入園児から小学校低学年に設定しましたが、小学校4年生が見ても満足できる内容にしました。
「乗り物」の図鑑的な要素だけでなく“すごさ”を体現できるキャラクターということで、Eテレの「フックブックロー」で“けっさくくん”を演じた谷本賢一郎(タニケン)さんに出演をお願いしました。

究極の乗り物を目指す“ビークルン”

内容はのりもの研究家のタニケンが仮想空間で作っている究極ののりもの“ビークルン”を完成させるために、いろんな乗り物とそれに関わる人たちを訪ねて、見て聞いた“すごい”を集めて“ビークルン”を育てるという筋立てです。もちろん登場する乗り物の紹介以外に、クイズ形式で“制服のひみつ”や“レスキュー道具のひみつ”など子供たちが知りたかったいろんな“ひみつ”を解き明かします。

限られた時間内、カメラを止めるな!

救急隊員に質問するタニケンさん

今回、「のりものすごいぞ!」は東京消防庁の全面協力を得て撮影されました。都内の消防署で1日、ハイパーレスキュー本部で1日、そして東京消防庁内にある総合指令室と装備工場(おそらく幼児用の作品では、初めて撮影)で行いました。
様々な消防車両を紹介することもあり、この消防署とレスキュー本部の撮影は通常勤務の中行われました。
消防署では実は救急車の撮影が一番大変です。理由は出動回数が多くすぐには戻ってこないからです。救急車がいる間に撮影し、いない間は別な撮影を行います。
レスキュー本部では特殊車両のセッティングに苦労しました。1台、1台が大きいため画面に収まるよう1台ずつ場所を変えて撮影します。またクレーンのアームを伸ばしたり、「特殊救急車(スーパーアンビュランス)」などは横サイドに車体が広がるので、撮影できるまでに5分かかります。まさに時間との勝負という撮影でした。

特殊救急車(スーパーアンビュランス)

無人走行放水車(ドラゴン)

照明電源車

32m級はしご車

タニケンさんは高所恐怖症
実はタニケンさんは高所恐怖症だったのですが、なんと32メートル(8階建ての高さ)のはしご車に搭乗し、レスキューではロープ渡り(これも地上3階建ての高さ)に挑戦。また、70Kgもある人形を担いだまま3階から階段を降りるレスキューの訓練にも参加とまさに体当たりで撮影をこなしてくれました。

32メートルはしご車にチャレンジ

ロープ渡り

排煙高発泡車の風力を確認

こんな場所にも潜入!
今回の目玉は他にもあります。普段なかなか入れない東京消防庁の「総合指令室」や消防車や救急車を整備する「装備工場」にも潜入しています。

                      総合指令室                                               装備工場

また、日本に一台の「全地形対応車(レッドサラマンダー)」、林野火災用消防車など、めったに見れない特殊な消防車も紹介しています。

                      全地形対応車(レッドサラマンダー)                    林野火災用消防車
テーマ音楽もオリジナル作曲

ビークルン役の声優・上田 瞳さん

今回タニケンさんにはテーマ曲を作っていただきました。70年代のロボットアニメ風アレンジで懐かしさを感じる作りになっています。コーラスには“ビークルン”役の声優・上田 瞳さんが参加。口ずさみやすく覚えやすいメロディーになっています。
「のりものすごいぞ!」(NHKファミリー倶楽部 YouTube動画へ)

またDVDのジャケット裏には“のりものマップ”が印刷されています。何度でも貼れる“のりものシール”が入っていてマップは組み合わせで広がるようになっています。

“のりものシール”
“のりものマップ”

人気コンテンツは色々な展開が
「のりものすごいぞ!」は来年春頃からビデオオンデマンドでの配信を予定しています。その後も機内上映やCS放送等でのマルチ展開を前提に制作時から展開許諾を取った作品になっていますので、これから様々なメディアで多くのお子さんたちにこのコンテンツを楽しんでいただきたいと思っています!

「のりものすごいぞ!しょうぼう」の商品情報へ
(「NHKスクエア」サイト)
「のりものすごいぞ!レスキュー」の商品情報へ
(「NHKスクエア」サイト)

(グローバル事業本部 コンテンツ制作 エグゼクティブ・プロデューサー
小谷圭)

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