動物の赤ちゃんっていつ見てもかわいくて癒やされちゃいますよね。夏の癒やしを求めるみなさん、お待たせいたしました。「こんにちは! 動物の赤ちゃん★夏2016」がもうすぐ放送されます。“カワイイ”満載の番組のみどころを上村プロデューサーがご紹介します。
全国の動物園や水族館で続々と誕生している、かわいい動物の赤ちゃん。命の誕生と成長をめぐる感動のドラマを、飼育員さんだからこそ撮影できた“秘蔵映像”でお届けするのが、「こんにちは!動物の赤ちゃん」です。今回お届けするのは、海や水辺の生きものたちの貴重な映像が満載の、夏の水族館特集。2012年にスタートした番組も、おかげさまで5年目。今年も7月18日の「海の日」の放送に向け、NHKとノマド、NHKエンタープライズが、がっちりタッグを組んで制作に取り組んでいます・・・えっ? 前置きはいいから、早くかわいい赤ちゃんが見たいって? わかりました。放送前に秘蔵映像の一部を、ちょっとだけ、お見せしちゃいましょう!
まずは、こちら! ツメナシカワウソの双子の赤ちゃんです。
何でしょう! じっ~と見入ってしまう、目が離せないかわいさ(笑) ツメナシカワウソは、その名のとおり、指にツメがないのが特徴で、野生ではアフリカ南部の水辺に暮らしています。この双子、ツメナシカワウソのカップルに誕生した待望の赤ちゃんで、母親は初めての子育てに一生懸命。生きていくのにかかせない泳ぎの練習もハードで、赤ちゃんは体の毛が乾く暇がないほど。とうとう、特訓のあと、赤ちゃんがぐったり・・・。急きょ、飼育員さんたちの人工哺育が始まります。双子の赤ちゃんは無事、元気を取り戻せるでしょうか。
続いては、こちら! セイウチの赤ちゃんです。
これまた、一度見たら目が離せない! なんとも愛くるしい、セイウチの赤ちゃん、しずく(メス)です。セイウチと言えば、長いキバと大きな体が特徴ですが、父親の体重はおよそ1トン。しずくも、生後1か月で80キロ以上にもなります。とにかく好奇心旺盛で、母親が目を離した隙に飼育員さんの元へまっしぐら!
この水族館では、しずくの好奇心のおかげで、野生ではほとんど見ることができない珍しい親子の姿が見られるようになるのですが・・・それは番組を見てのお楽しみ。
番組では他にも、かわいい赤ちゃんがたくさん登場します。
生後まもなく栄養失調になってしまったカマイルカの赤ちゃんが、飼育員さんとともに命の危機を乗り越え、1歳を迎えるまでの成長記録。総合演出の仲川陽介ディレクター(ノマド)は、「赤ちゃんが初めて○○するところは、何度見ても泣ける!」と言っていましたよ。必見です!
生まれたばかりの赤ちゃんが、目の前で動くものを親と覚え込む「刷り込み」。エンペラーペンギンの赤ちゃんを親元に返すため、飼育員さんが黒装束のペンギンに変身!? ユニークな子育てプロジェクトをご紹介します。
番組の司会は、「動物の赤ちゃん」ではおなじみ、久本雅美さんと、片山千恵子アナウンサー。ゲストは、ダイビング歴25年、海の生きものに詳しすぎて、制作スタッフもたじたじの的場浩司さん、動物が大好きな息子さんと水族館に通っている酒井美紀さん、ペンギンやイルカにタッチするのが幼い頃からの夢という生田絵梨花さん(乃木坂46)です。
収録の舞台は、福島県いわき市のアクアマリンふくしま。黒潮と親潮が出会う福島沖の豊かな海“潮目の海”を再現したトンネルや、水族館では珍しい金魚の展示など、見どころがいっぱいです。
中でも、仲川ディレクターのイチオシは、深海の珍しい生きものたち。飼育員さんが自らオホーツク海に潜り、採取してきた不思議な生きものたちは必見! 牛久保明子プロデューサー(ノマド)も、「撮影が終わったあとも、ゲストの皆さんがその場をなかなか離れようとせず、じぃーと見入っていたのが印象的だった」と語っていました。
そうなんです。愛嬌のある生きものたちに癒やされるんですよねぇ・・・
ふだん入ることができない、飼育員さんの“秘密基地”バックヤードにも潜入! 飼育員さんだからこそ知っている“とっておき”と、貴重な映像が盛りだくさんの「こんにちは! 動物の赤ちゃん★夏2016」。「海の日」の夜、ご家族そろってお楽しみください!
(制作本部 情報文化番組 エグゼクティブ・プロデューサー 上村晴彦)
「こんにちは! 動物の赤ちゃん★夏2016」
NHK総合テレビ 7月18日(月・祝)夜7:30から放送予定
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