15年の歴史と、未来も見据えた渾身のプログラム - 「第15回東京JAZZ」

第15回東京JAZZ「第15回東京JAZZ」のチケット先行予約が、いよいよスタートしました。節目の年を迎えた今年のプログラム、その見どころを、「15年間東京JAZZが目指してきたことがすべて詰まった、渾身のプログラム」と語る、総合演出の八島敦子がご紹介します。


皆様のお陰で、今年東京JAZZは15回目の節目を迎えます。2002年に産声をあげてから、延べ2,500人以上のアーティストが参加してきた東京JAZZ。今年も「国境を越えて、世代を超えて」をテーマに、世界各国からアーティストが集結して、熱い演奏で盛り上がる!
9月2日から4日にかけて、昨年に引き続き、世界のトップ・ミュージシャンから新星までを様々な切り口で楽しめるジャズの殿堂“the HALL”、思い思いのスタイルで楽しめる屋外ショーケース“the PLAZA”、老舗ジャズクラブで至近距離でジャズを堪能できる“the CLUB”の3会場で展開します。

今回は、“the HALL”の見どころをご紹介します。

今年は、東京JAZZの15年の歴史を一緒につくりあげてくれた、今のジャズシーンの最重要アーティストたちが目白押しです。そして、出演が待望されてきたビッグアーティストも、ついに参加。国境や世代を超えた東京JAZZならではの夢のコラボレーションももちろんあります。さらに、これからのジャズをひっぱっていく期待の若手アーティストも大フィーチャーします。
15年間東京JAZZが目指してきたことがすべて詰まった、渾身のプログラムをご堪能ください!

【9月3日昼 THIS IS TOKYO JAZZ】
9月3日(土)の昼の部のテーマは、ずばり“THIS IS TOKYO JAZZ”。東京JAZZのエッセンスを存分に散りばめた、これぞ東京JAZZ!というプログラムです。
オープニングを飾るのは、【小曽根真 presents JFC All Star Big Band meets Juilliard Jazz Ensemble】。次世代を担う若きミュージシャンたちによる日米バンド合戦! JAZZ専修のある国立音楽大学、尚美学園大学、昭和音楽大学、洗足学園音楽大学の4校が合同で、昨年立ち上げたジャズ祭“Jazz Festival at Conservatory”の優秀バンドによるオールスター・ビッグバンドと、アメリカの名門・ジュリアード音楽院の精鋭アンサンブルによるパワフルな共演です。日米の学生たちがフレッシュなパワーを見せつけます。

小曽根真

小曽根真

そして、5年ぶりに寺井尚子さんが登場します。東京JAZZ2011のステージでのリシャール・ガリアーノとの感極まる演奏は、東京JAZZの名場面のひとつとなりました。今回は、「ジャズとタンゴの融合」をテーマに、あのアストラ・ピアソラのバンドで活躍したアルゼンチン出身のピアノの名手、パブロ・シーグレルと夢の共演を果たします。
ジャズとタンゴの情熱のぶつかりあい、迫力たっぷりのステージを是非お楽しみください。
昼の部をトリを飾る、「東京JAZZならでは」の追加アーティストは、近日発表予定です。

寺井尚子(左) パブロ・シーグレル(右)

寺井尚子(左) パブロ・シーグレル(右)

【9月3日夜 JAZZ SUPREME】
待ってました! 15回目の東京JAZZに満を持して登場するのは、世界最高峰のギタリスト、パット・メセニーです。スペシャル・プロジェクトとして、東京JAZZでも大喝采を浴びてきたスーパー・ベーシスト、クリスチャン・マクブライドとのデュオを本邦初披露。音楽界最高といわれるテクニックを誇るふたりのアンサンブルは、パットいわく「ステージにはふたりしかいないけど、まるでオーケストラのような音楽で会場を包みます」とのこと。絶対見逃せません!!

パット・メセニー(左) クリスチャン・マクブライド(右)

パット・メセニー(左) クリスチャン・マクブライド(右)

そして、会場をさらなる興奮に包むのは、今回初登場、世界の音楽界が注目するキューバの新星アロルド・ロペス・ヌッサ。ブエナビスタ・ソシアル・クラブのオマーラ・ポルトゥオンドともツアーした、キューバンピアノ界の期待を一身に背負ったピアニストです。伝統と革新を併せ持つ、超絶のピアノプレイとキューバならではのグルーヴは必聴です。

アロルド・ロペス・ヌッサ

アロルド・ロペス・ヌッサ

夜の部でも、15年目ならではのスペシャルな追加アーティストをまもなく発表します。どうぞお楽しみに!

【9月4日昼 CELEBRATION】
日曜日の昼もフレッシュなメンバーから幕開けです。現在注目No.1の弱冠23歳のスーパー・ドラマー石若駿が、東京JAZZのために、これからのジャズ界を率いる若手実力派ミュージシャンを集結しました。石若駿 PROJECT 67(粟谷巧、大林武司、寺久保エレナ) with friendsです。ジャズのワークショップ、札幌グループキャンプで初めて出会った4人。当時石若駿と寺久保エレナは中学2年生、大林武司19歳、粟谷巧20歳。4人の合計年齢が67だったことから生まれたプロジェクトです。それからそれぞれジャズの世界を探求し続けて約10年。進化し続ける4人が紡ぐ、これからのジャズのサウンドをお楽しみください。

石若駿

石若駿

そして、今年デビュー45周年を迎えた日本が誇るスーパー・ギタリスト、渡辺香津美が登場します。TOCHIKAの再結成などで東京JAZZで名演奏を繰り広げてきた渡辺香津美が今回選んだ共演相手は、人気フラメンコ・ギタリストの沖仁。ふたりのギターの名手がジャンルを超えて熱く絡み合います。

渡辺香津美(左) 沖仁(右)

渡辺香津美(左) 沖仁(右)

昼の部のトリはセルジオ・メンデス。全世界で爆発的なヒットなったブラジル’66による「マシュ・ケ・ナダ」のリリースから50周年を記念して、東京JAZZに帰って来ます。3月には福島でのチャリティー・コンサートにも出演した大の親日家のセルジオが、日本のファンのみなさんのためにアニバーサリーにふさわしい、華麗でスペシャルなステージを披露します。

セルジオ・メンデス

セルジオ・メンデス

【9月4日夜 JAZZ IS HERE】
偉大なジャズメンたちが築き上げきたジャズの伝統と歴史。ジャズはいましっかりとここにあって、世代を越えて、新しい息吹を生みながら進化し続けています。ジャズの文化に最大の敬意と感謝の気持ちを持って、15回目の東京JAZZの最後のステージは、革新し続けるジャズ・ミュージシャンたちの「今のジャズのかたち」をお届けします。
トップ・バッターはジャズをルーツに自分たち世代の音楽世界を展開し続ける、現代版ジャズロックをコンセプトにすえた音楽界注目No.1のグループ。今年のフジロックにも出演が決定したfox capture planです。今最も旬な彼らに注目! ジャズの精神はこんなふうにも引き継がれているのです。ジャズピアノトリオの編成を軸にポストロック、ドラムンベース、ダブステップなどの要素を取り込んだ、全くの新感覚を味わいましょう!

fox capture plan

fox capture plan

そして、ジャズの歴史を紡いできた重要人物のひとりである大御所ピアニスト、ケニー・バロンが登場します。ケニーならではの美しいピアノタッチが会場を感動に包むこと必至。今回はスペシャルゲストに、現在のニューヨークのジャズシーンで最も人気が高く注目されている若きディーヴァ、グレッチェン・パーラトをゲストに迎え、世代を超えたジャズの世界を貫禄たっぷりに魅せつけます。

ケニー・バロン・トリオ(左) グレッチェン・パーラト(右)

ケニー・バロン・トリオ(左) グレッチェン・パーラト(右)

さあ、15回目の東京JAZZを締めくくるのは、我らが誇るスーパー・ピアニスト、上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト feat. アンソニー・ジャクソン&サイモン・フィリップスです。2004年の初登場以来、数々の名演を繰り広げ、東京JAZZの歴史を一緒に紡いできてくれた上原ひろみによる圧巻の演奏で、今に息づくジャズのスピリッツを全身で浴びましょう!

(左上から)アンソニー・ジャクソン、サイモン・フィリップス、上原ひろみ

(左上から)アンソニー・ジャクソン、サイモン・フィリップス、上原ひろみ

盛りだくさんの4公演! さらに、追加アーティストを6月中に発表予定です。
是非、みなさん自身の切り口でジャズを楽しんでいただけたら、と思います。
ご来場をお待ちしております!!

(グローバル事業本部 イベント・映像展開 エグゼクティブ・プロデューサー 八島敦子)


第15回東京JAZZ
【日程】9月2日(金)~4日(日)
【会場】東京国際フォーラム ホールA、地上広場/COTTON CLUB
公演スケジュールやアーティストの詳しい内容は、
http://www.tokyo-jazz.com/
チケット先行予約絶賛販売中!