「神やどる島 宗像 沖ノ島」 Channel 4Kで3月放送

当社が制作した8Kコンテンツ「神やどる島 宗像 沖ノ島」が、次世代放送推進フォーラム(NexTV-F)による4K放送「Channel 4K」で、3月1日から放送されます。

このコンテンツは、2005年の開館以来8Kスーパーハイビジョンシアターを設置し運営する九州国立博物館での上映のために制作した8Kコンテンツで、去年ユネスコ世界文化遺産日本推薦候補となった沖ノ島を撮影しました。今回は4Kに変換した再編集バージョンが放送されることになりました。

コンテンツのテーマとなる沖ノ島は島全体が国の史跡・天然記念物で、島の一木一草たりとも持ち出すことがタブーとされる風習が残り、島そのものが信仰の対象として、厳しく入島を規制されています。そのため、古代祭祀の変遷をうかがい知ることができる貴重な考古遺跡がほぼ手つかずの状態で残されています。
当社は島を管理する宗像大社より特別の許可を得て8Kで撮影し、自然や遺跡、土に埋もれた土器など1,600年前の祭祀の痕跡や、たったひとり島を守る宗像大社の神職による儀式の様子などを記録しました。

NexTV-Fが運営する「Channel 4K」は2016年で放送を終了しますが、この番組は、最終月に放送される13番組のひとつとなりました。NexTV-Fは去年、8K・4Kコンテンツの撮影・収録方法の検証等を目的とした「2015年度検証用8Kコンテンツ」を公募し、この番組はそのひとつに採択され、撮影と編集はNexTV-Fより機材の無償貸与を受けて制作されました。

コンテンツは「Channel 4K」の番組放送が終了する3月21日まで4Kで放送されるほか、九州国立博物館(福岡県太宰府市)では、8Kで上映されています。

「神やどる島 宗像 沖ノ島」

企画 九州国立博物館
制作 NHKエンタープライズ
「神やどる島 宗像 沖ノ島」