誰も見たことのない自然の姿を極上の映像で描く「プラネットアースⅡ」

プラネットアースⅡ
地球の姿を極上の映像で描いた「プラネットアース」。誰も見たことのない自然の姿が世界中に衝撃を与えたあのシリーズの放送から10年。待望の第2弾、今回もイギリスBBCとの共同制作で『プラネットアースⅡ』の放送がスタートしました! 昨年12月からNHKスペシャルで3回にわたって放送、NHK独自の編集でお伝えしたところ、放送直後から数多くの反響が寄せられました。
この度みなさまの熱いご要望にお応えして、3月下旬から今度は国際版の編集による全6回シリーズの放送が決定しました! 「島」「高山」「熱帯の森」「砂漠」「草原」そして「都市」。地球の陸地を代表する6つの環境で生きる、生きものたちの姿を極上の映像で見つめます。

プラネットアースⅡ

ヒマラヤ山脈に住むユキヒョウ

ヒマラヤの急峻な峰に生きる幻の動物、ユキヒョウ。普段は単独で暮らすユキヒョウたちが繁殖期に集まり、メスを巡ってオスが繰り広げる壮絶な争い。

世界最古の砂漠といわれるアフリカのナミブ砂漠。不毛な大地で生き残りをかけて闘う、キリンとライオンの攻防戦。

そして、進化論のヒントとなったガラパゴスで誕生間もないウミイグアナにヘビが群れをなして襲いかかるという、今回の撮影で初めて明らかになった壮絶なドラマ。

地球上のありとあらゆる場所で、とらえられた命の営みを、まるで映画を見るかのような珠玉の映像と巧みな編集、そして音の設計で次から次へとノン・ストップで描きました。

プラネットアースⅡ

海を泳ぐナマケモノ

プラネットアースⅡ

アタカマ高地に暮らすビスカーチャ

プラネットアースⅡ

雪の中で獲物を探すキツネ

日本で放送する国際版のナレーターは、NHKスペシャルに引き続き、日本を代表する俳優、仲間由紀恵さんと豊川悦司さんが担当します。お二人とも毎回、知られざる生きものたちのドラマに魅了されながら、個性豊かな語り口で物語を引き立てていただいています。

プラネットアースⅡ

アタカマ高地のフラミンゴ

プラネットアースⅡ 全6回の放送予定は

第1集 「島」    生命の小宇宙 (3月29日 夜7:30~8:15)
第2集 「高山」   天空の闘い  (3月30日 夜7:30~8:15)
第3集 「熱帯の森」 ひしめく命  (3月31日 夜7:30~8:15)

第4集「砂漠」 第5集「草原」 第6集「都市」は、4月下旬から5月上旬にかけて放送される予定です。
NHKスペシャルでは取り上げなかった驚きのストーリーの数々や、おもわずクスッと笑ってしまうようなシーンなど、見所がまだまだたくさんあります。
ぜひご期待ください。

プラネットアースⅡ

ニュージーランド スネア-ズ諸島のアホウドリ

ところで、放送が終わるたびにいつも「どうやって、生きものたちの決定的瞬間を撮影することができたのか?」と聞かれます。ロケ日数2000日以上、カメラマン80人以上という空前絶後の制作体制ということはもちろんあります。しかし、成功の鍵はこのメガ・プロジェクトに参加するスタッフの質の高さにあります。では、その精鋭部隊はいったいどのようにして生まれるのでしょうか?

プラネットアースⅡ

ウミイグアナ

私は、幸運にも前シリーズでは、ディレクターとしてBBCのチームに加わりロケを行いました。そして、今回はプロデューサーとして参加しています。BBCの自然番組の制作拠点は、ロンドンから電車で2時間ほどのブリストル市にあります。ここにはイギリスだけでなくヨーロッパ、アメリカなどの自然番組制作プロダクションがオフィスをかまえ、最新機材を備えたレンタル会社やポスポロ・スタジオが数多くあります。自然番組が街の大きな産業となっているのです。そのため世界中から自然番組を志す人たちが集まってきます。

プラネットアースⅡ

中米の樹冠で暮らすクモザル

プラネットアースのような大型プロジェクトは、プロデューサーが作ったストーリーラインにそってシーンごとに撮影チームが組まれます。数多くの実績を積んできたベテランのカメラマンは、すぐに声がかかりますが、これから名を上げようとしているカメラマンたちには激しい競争が待っています。フリーランスの彼らは、様々なコネを使って、プロデューサーをつかまえて、今まで撮影してきた映像を見せて必死にアピールします。しかし、たった一度しか起こらないかもしれない瞬間を、確実に、しかもハイクオリティーな映像で収録しなければなりません。そのためプロデューサーも、そう簡単にはYESとは言えません。さらに、なんとかチームに採用されたとしても、現場で決定的瞬間に巡り合うことができなければ、それまで磨いてきた能力を役立てることはできません。何が起こるかわからない自然番組。運の強さも試されるのです。
ところが、ひとたび誰も見たことがない決定的瞬間をとらえると、「プラネットアースの○○○のシーンを撮影したヤツだぜ」と評判が広がり、その後は、次から次へと仕事が舞い込むようになっていきます。激しい競争を乗り切ったものだけが生き残ることで、最強のチームができるのです。

プラネットアースでは、過酷な環境で試練を乗り越える生きものたちの世界が描かれます。その誰も見たことがない極上の映像の裏側には、生きものたちと同様に、過酷な試練と闘いを勝ち抜いてきた、世界トップレベルの撮影スタッフたちの苦労があるのです。

番組HP http://www.nhk.or.jp/nature/feature/planetearth2/


国際共同制作 プラネットアースⅡ
報告 自然科学番組 エグゼクティブプロデューサー 早川 正宏