鈴木亮平さんが体感する、知られざるアフリカの夜の世界

ボツワナの大地に立つ鈴木亮平さん

ボツワナの大地に立つ鈴木亮平さん

 

3月。俳優の鈴木亮平さんがアフリカの地に降りたちました。訪ねたのはアフリカ南部のボツワナ共和国。この地で、映画「WATARIDORI」の監督ジャック・ペラン氏総指揮により、世界で初めて4K高感度カメラを駆使して、あるゾウの家族の知られざる物語が撮影されました。鈴木さんは、その不思議の世界を体感するために訪れたのです。

最大の見所は、アフリカの夜の世界。実は私たちが知っている動物の生態はわずか「半分」で、夜が更けた後にくり広げられる世界は、未知のままなのです。そこは「音、匂い」といった私たち人間には感知できないさまざまなシグナルに満ち溢れており、暗闇で見えないものを見抜く能力が、生死を分けることになります。ジャック・ペラン氏総指揮による4K映像は、生まれたばかりの赤ちゃんがいるゾウの家族に密着し、雨季と乾季に繰りひろげられる壮大な旅を通じて、夜な夜なくり広げられる密やかな営みを鮮やかに描き出します。

4Kの高精細映像でゾウの親子に密着

4Kの高精細映像でゾウの親子に密着


そんな知られざる「アフリカの夜の世界」をどうやったら、よりリアリティを持って視聴者に感じてもらえるか? 制作スタッフが考えたのが、生身の人間が、実際に野生の大地のど真ん中でキャンプ生活を体験してみるということでした。体当たり役として白羽の矢が立ったのが、鈴木亮平さん。朝ドラ「花子とアン」で花子の夫役を好演し一躍脚光を浴びた鈴木さんは、実は自らを「珍獣マニア」と言う大の生物好き。そんな鈴木さんに自分の五感で体感した世界をビビッドに伝えてもらおうと考えました。そして、強運な鈴木さんは、次々と奇跡の瞬間に遭遇します! 川を渡るゾウ、ライオン大接近、獰猛なカバの追跡等々。長年、自然番組を制作している取材陣も驚きの連続でした。

ところが、取材チームは夜の撮影では予想外の悪戦苦闘。警戒心が強まる夜は、光をあてた瞬間に動物たちは逃げ出してしまいます。人間の無力さを痛感する中で、取材班が頼ったのは、やはり、最先端の特殊機材の数々。果たして、機械の能力が勝つのか、はたまた野生の能力が勝つのか? 結果は如何に?

ダイナミックレンジの広い4Kで、夜の生きものの生態に迫る

ダイナミックレンジの広い4Kで、夜の生きものの生態に迫る

番組では、NHK総合テレビとBSプレミアムでたっぷり紹介。総合テレビでは、ジャック・ペラン版をベースにした圧倒的な自然映像とともに、鈴木さんの臨場感溢れるリポートをお届けします。BSプレミアムでは、ジャック・ペラン版をほぼノーカットで放送。最先端の高精度高感度カメラが映し出した世界をどうぞお楽しみください。

アフリカの夜

 

放送予定:
「知られざるアフリカの夜 ~体感! 鈴木亮平が見た野生の大地~」
NHK総合テレビ 5月4日(月・祝) 夜7:30~8:43

「アフリカの夜~知られざるゾウ家族の物語~」
NHK BSプレミアム 5月12日(火) 夜9:00~10:27

番組ホームページ
http://www.nhk.or.jp/nature/feature/africannight/